錦織くんの新コーチが、マックス・ミルニーになったとのこと。IMGつながりなんだろうな、とは思いましたが、ダンテコーチの代わり、というイメージではない気がするんですがどうでしょうね。ミルニーはかなり忙しそうな気がするけど、ずっと帯同してくれるのかな??

ここ数年は、ロシアと米国の大会中心で、最近ツアーで見かけることはなかったし(2018年のモスクワが最後)、先日のATPファイナルズのダブルスのチーム名になっていた(レジェンド扱い)ことから、ファイナルズの「フェアウェルイベントに登場してきたので「え、まだ引退してなかったのか」と正直思ってしまいました。ド真ん中の背の高い選手がミルニー。
ミルニー(ミルヌイ表記もあり)は、1977年生まれの42歳。「ビースト」のニックネームで知られるベラルーシの選手です。身長195cmからのビッグサーブが武器で、シングルス、ダブルス両方で活躍しており、最高ランキングはシングルス18位、ダブルス1位。ツアー優勝もシングルス1勝、ダブルス52勝(うちGS6勝)と、経験豊富な選手です。
なんとシングルスでフェデラーに2勝してるんですよ。もうすでにフェデラーはトップ5に入り最終戦優勝してた時期なので、すごいですよね。フェデラーとはダブルスでペアを組んで優勝したこともありました(2002年ロッテルダム)。あら、2人とも若いw↓
サーブを学ぶといっても体格に違いがあるからどうなの、とは思いますが、チャンとはいろんな意味で対照的なので、そこはいいのかもしれませんね。
2000年全米でアンナ・クルニコワ(一世を風靡したロシアの美人選手。彼女の画像だと思いファイルを開く人が続出したコンピュータウィルス名としても有名です)とミックスダブルスで準優勝したことから「美女と野獣」の組み合わせ(かつ大型選手で豪華なサーブとネットに出るプレイスタイル)ということで、そのニックネームが付いたと思われますが、ご本人は「野獣」というより、ソフトな物腰の紳士とお見受けしておりました。コートで叫んだりするわけでもないし、もっとアグレッシブなプレイをする選手はほかにいましたからね(むしろよく吠えてたサフィンのほうがよっぽど野獣w)。
ロンドン五輪ではベラルーシ選手団の旗手を務め、アザレンカと組んでミックスダブするで金メダルを獲得した自国のスター選手でもあります。ベラルーシのテニス協会の副ク会長だったこともあったし、ユニセフ親善大使だったり、国民栄誉賞的な表彰も受けているし切手になったこともある、という英雄です。
以前北京で、関係者送迎のバスに迷い込んでしまった際に、彼も乗っていて自国でジュニア選手育成の組織?を立ち上げたというようなことを物静かに話していました(私のヒアリング力なので正確ではありませんが)。キャリアは長いですが、ジャパンオープンよりは同時開催の。北京の大会に出ていることが多く、私が見始めてからはフェリシアーノ・ロペスと組んだ2015年と、予選参加だった2017年。どちらも初戦敗退でした。写真さがしてみたけど日本では撮ってなかったみたい(^^;) 今後は、日本でミルニーを見かける機会も登場するのかな?
特徴的なサーブ(かなり前傾姿勢でボールをついて、大きく反り返って打つ)動画にしようと思ったんですが、クリスマスなのでおちゃめなミルニーを。
ダンテ・ボッティーニコーチは、チリのニコラス・ジャリーのコーチに。同じ南米出身同士ですしね。
コメント