グランドスラム、5セットめのタイブレーク、ルールまとめ

グランドスラムの男子の試合は5セットマッチ。以前は5セット目で2ゲームの差がつくまで延々試合を続ける大会がほとんどで、2010年ウィンブルドンの、マウ×イズナー戦の11時間5分のようなケタはずれのロングマッチが生まれたりしましたが、大会運営上、選手の健康上の両面から全豪とウィンブルドンもタイブレークを導入、今では4大会で各大会ごとに5セットめのルールが違います。

以前にも個別には紹介しましたが、まとめておくことにしました。

大会5セット目のルール
全豪オープン6-6になったら10ポイントタイブレーク
全仏オープン2ゲーム差をつけるまで続ける(5セット目のタイブレークはなし)
ウィンブルドン12-12になったら通常のタイブレーク
全米オープン6-6になったら通常のタイブレーク

それぞれもう少し詳細に紹介しますね。

全豪オープン

全豪オープンは2019年から、5セットで6-6になった場合に、10ポイントマッチタイブレーク(スーパータイブレーク、ファイナルタイブレークとも)制を導入。2ポイント以上の差をつけて10ポイント先取したほうが勝ちになるルールで ATPツアーのダブルスなどではすでに採用済み。9-9になった場合は2ポイントの差がつくまで続けます。

全豪オープンでマッチタイブレーク制導入
全豪オープンは2019年から、5セットで6-6になった場合に、10ポイントマッチタイブレーク(スーパータイブレーク、ファイナルタイブレークとも)制の採用を開始しました。2ポイント以上の差をつけて10ポイント先取したほうが勝ちになるルールで...

全仏オープン

唯一5セットめのタイブレークを導入していない大会です。2019年年の記事ですが、今のところ導入の予定はないそうです、

最終セットのタイブレーク導入は「全くない」、伝統を守る全仏OP
【6月3日 AFP】現在開催中の全仏オープンテニス(French Open)は最終セットのタイブレークを導入していない唯一の四大大会(グランドスラム)となっているが、試合がマラソンマッチになることを防ぐために全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament)やウィンブルドン選手権(...

ウィンブルドンのイズナー×マウ戦のような事態が起きたら検討するかもしれないが、これまでの全仏の6時間越えの試合は、2004年のファブリス・サントロ×アルノー・クレモン戦のみのため、そんな事態は起きないだろうとしています。上記記事では、全仏では、先の見えない試合は少ない気がする、と書いていますが、個人的には、クレーコートのため、ラリーが続くことが多く、1ポイント取るまでが長いため、全仏の試合は全体的に長いように思いますけどね。

なんと女子の全仏最長試合記録保持者は、2010年に、4時間42分で、ニクレスクに勝った奈良くるみ選手なんですよ。

ウィンブルドン

やはり2019年からタイブレーク制を導入。ただし、ファイナルセットが12-12になったらタイブレークというほかにない独自のルール。

ウィンブルドンもファイナルセットにタイブレーク導入
ウィンブルドンが開幕しました。すでに発表になっていましたが、ファイナルセットにタイブレーク導入を導入。ただしファイナルセットが12-12になったらタイブレークという中途半端?なルールです。今大会に新ルールの試合があるかどうか微妙ですね...

さすがに12-12まで行くことってそうそうないだろうと思っていたら、あったんです。しかもシングルスではなく、ダブルスで。ちなみにウィンブルドンのダブルスは、シングルス同様の5セットマッチ。男子ダブルスの5セットマッチはウィンブルドンのみです。その試合は、ダブルス3回戦のピアース/コンチネン×ラム/ソールズベリー。日没サスペンデッドで翌日に再開、ピアース/コンチネンが、6-4、3-6、4-6、13-12(7-2)で4時間29分の試合を制しました。

ウィンブルドンで初の最終タイブレーク決着、男子ダブルスで
【7月10日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2019)は9日、男子ダブルス3回戦が行われ、ジョン・ピアーズ(John Peers、オーストラリア)/ヘンリ・コンティネン(Henri Kontinen、フィンランド)組とジョー・ソールズベリー(Joe Sal...

全米オープン

もともと1970年から5セット目も通常のセットと同様の7ポイント先取のタイブレークを実施。全米の最長試合記録は1992年のエドバーグ×チャンの5時間26分。

前にも書きましたが、Wikipediaの「Longest tennis match records」ページが面白いです。試合時間だけでなく、セット数などでもカウント。「あー、あの試合」と思い出す試合も多く時間を忘れます。

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