全豪オープンでマッチタイブレーク制導入

全豪オープンは2019年から、5セットで6-6になった場合に、10ポイントマッチタイブレーク(スーパータイブレーク、ファイナルタイブレークとも)制の採用を開始しました。2ポイント以上の差をつけて10ポイント先取したほうが勝ちになるルールで ATPツアーのダブルスなどではすでに採用済み。記念すべき最初の試合となったのは、Day1に行われた女子のボールター×マカロワで、 6-0 4-6 7-6 (10-6)  でボールターが勝利。男子初はシャルディ×ウンベールのおフランス対決で、3-6,7(8)-6(6),6-4,6(4)-7(7),7(10)-6(6)でシャルディが勝利。4時間4分の試合でした。

ちなみに全豪オープンのこれまでの最長試合は、2012年決勝のジョコビッチ×ナダルの5時間53分。5–7, 6–4, 6–2, 6–7(5–7), 7–5でジョコビッチが勝ちましたが、これは4大大会決勝戦での最長試合。決勝戦が大会史上最長試合だなんてすごい。試合後、大会スポンサーの話が長く (全豪はいつもすごく長い) 、セレモニーの途中で2人とも立っていられなくて椅子が用意されたのを今も覚えています。あれは見ているだけでもかなり疲労した試合でした。

セット数では2017年のカルロビッチ×セバジョス戦が、 6–7(6–8), 3–6, 7–5, 6–2, 22–20 でした。

ことしからウィンブルドンもファイナルセットのタイブレークを導入。12-12になっても決着がつかなかったらタイブレークとなるそう。

https://www.wimbledon.com/en_GB/news/articles/2018-10-19/aeltc_announces_introduction_of_final_set_tiebreak.html

ちなみに最も長い試合は2010年ウィンブルドン1回戦のイズナー×マウ戦の11時間5分。これはけた違いですが、実はデ杯も長時間試合が多く、ロングマッチベスト10中7試合がデ杯です。デ杯も2019年から新ルールの大会になるため、現在のロングマッチ記録リストは塗り替えられることはなくなるのかもしれませんね。

ロングマッチと言えば頭に浮かぶのはイズナー。マウ戦以外にも3番目の記録となる2018年ウィンブルドンSFのアンダーソン戦の6時間36分、2012年全仏2回戦のマチュー戦の5時間41分などどれも記憶に新しい。マチュー戦はマウと仲のいいマチューがマウからアドバイスをもらい敵を討った試合でした。

男子シングルスの試合で5時間越えの試合は45試合。では、45試合中最も多く5時間越えの試合を戦った選手は誰でしょうか?

答えはナダル。なんと5回の5時間超試合を行っています。次いでベッカーの4試合。このロングマッチの記録はWikipediaに詳しいです。ダブルスや女子の試合についてのデータも面白い。全豪女子の最長試合は2011年のスキアボーネ×クズネツォワ。このWiki、楽しいのでぜひ。鍋島アナはきっとブクマしてるに違いないw

Longest tennis match records - Wikipedia

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