ウィンブルドンもファイナルセットにタイブレーク導入

追記(2022年3月16日):グランドスラム委員会は、GS4大会で最終セットのタイブレークを10ポイント制に統一するルールを試験的に導入すること発表しました。今年の全仏オープンからの導入になります。

これまでバラバラだった4大大会の最終セットのルールがこれで統一されることになります。すでに全豪オープンで採用されているルールで、最終セット6―6から10点先取のタイブレークとなります(タイブレークで9-9以降は2ポイント差がつくまで行います)。ルール統一は、選手の健康面や(バラバラで)わかりにくいというファンの声に配慮したもの。

2019年から採用されていたウインブルドンの「ファイナルセットが12-12になったらタイブレーク」という不思議なルールはわずか3年(大会数では2回)で姿を消すことに。


(この先の内容はこれまでのルールになります)

ウィンブルドンが開幕しました。すでに発表になっていましたが、ファイナルセットにタイブレーク導入を導入。

https://www.wimbledon.com/en_GB/news/articles/2018-10-19/aeltc_announces_introduction_of_final_set_tiebreak.html

ただしファイナルセットが12-12になったらタイブレークという中途半端?なルールです。今大会に新ルールの試合があるかどうか微妙ですね

この導入には、もちろん2010年のイズナーとマウの3日間11時間に及ぶ試合(6–4, 3–6, 6–7(7–9), 7–6(7–3), 70–68)が検討のきっかけになったと思いますが、背中を押したのは、2018年SFのイズナーとアンダーソンの試合かもしれません。6時間36分、7–6(8–6), 6–7(5–7), 6–7(9–11), 6–4, 26–24という試合で、決勝を前に体力・気力を使い果たしたアンダーソンは気の毒でした。

これでグランドスラムでエンドレスゲームを実施するのは全仏のみとなりました。今のところ照明設備も屋根もなく、クレーで試合時間も長くなりがちな全仏でいまだ導入がないのも不思議と言えば不思議ですね。まぁ全豪と全米は真夏、という過酷な条件ですからね。

しかし4つのグランドスラムで全部ルールが違うというのもどうなんでしょうねw ややこしいわ!w

全豪オープンファイナルセット6-6でマッチタイブレーク(10ポイント先取)
全仏オープン2ゲーム差がつくまでエンドレス
ウィンブルドンファイナルセット12-12でタイブレーク
全米オープンファイナルセットも通常のタイブレーク
全豪オープンでマッチタイブレーク制導入
全豪オープンは2019年から、5セットで6-6になった場合に、10ポイントマッチタイブレーク(スーパータイブレーク、ファイナルタイブレークとも)制の採用を開始しました。2ポイント以上の差をつけて10ポイント先取したほうが勝ちになるルールで...

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