全豪2021のセリーナのウェアはジョイナーがイメージ。でも、ジョイナー知ってる?

全豪2021のセリーナ・ウィリアムズの衣装もといウェアみましたか? いつも個性的なウェアで登場するセリーナですが、ボディスーツでボトム部分が片足のみというアシンメトリーなデザイン、色はショッキングピンクと黒がメインのカラーブロックといういつにもまして個性的なウェアなんですが、なぜか、既視感もあるんですよね。

どうやらフローレンス・ジョイナーにインスパイアされたウエアだと聞いて大納得。えっ、ジョイナーご存じない? うーむ……年がバレそうです。

フローレンス・ジョイナーは、1988年のソウル五輪で、100m、200m、400mリレーで金メダルを獲得した米国の女子陸上選手。女子100m(10秒49)、200m(21秒34)の世界記録はいまだに破られていません。陸上選手には珍しく長く伸ばした髪、バッチリメイクに伸ばした爪と派手なネイル、ファッションでも話題を呼んでいました。ボデイスーツ風のウェアで片足だけ出したウェアはお気に入りで色違いで何種類もありました。30代を前に引退し、38歳の若さで亡くなりましたが、薬物疑惑がもたれていました。

でも、ソウル五輪当時、6歳だったセリーナが憧れるのも納得の大活躍でした。メイクして髪をなびかせて走る姿は、これまでのアスリートのイメージを破りました。好みはあるけれど、個性的なファッションやメイクで戦いに挑み注目を浴びるアスリートいう点は、共通点大いにありですよね。そのセンスは好みが分かれるとこも含めて。ジョイナーのこのウェアは着せ替え人形にもなってたんですよね。

The Florence Griffith-Joyner celebrity doll portrays her as herself, Flo-Jo the American track and field athlete. The doll was made by the LJN toy company in 1989.(via celebritydollmuseum.com)

そういや2018年のハロウィンで、ビヨンセがこのジョイナーのウェアのコスプレしてました。

 
 
 
 
 
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今大会のセリーナは、ここ数年で一番フィットしているのではないかと思うくらい、体を絞ってきていて、(だからこそ、こんなスゴイウェアも着こなせているんですが)コート夫人のGS優勝記録24回に並んで歴代トップに立ちたい執念が感じられますよね。

優勝して、お茶目に飛び跳ねるセリーナを久しぶりに見たいものです。

しかし、ジョイナーといわれても、大坂(1997年生まれ)やガウフ(2004年生まれ)をはじめ、今の選手の大半は???でしょうねぇ。

「華麗なる追跡 THE CHASER」という日本のテレビドラマ(1989年、日本テレビ系)に出演したことがあって、これは松田優作の遺作でもあった刑事ドラマ。ジョイナーはスポーツジャーナリスト訳でした。

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