ATPツアー、8月に再開。なかなかの過密スケジュール

ATPは17日、8月にテニスツアーを再開することを発表し、大会スケジュールを公開しました。

ATP Issues Revised Calendar For Tour Resumption | ATP Tour | Tennis
The ATP, in collaboration with the WTA, ITF, USTA and the FFT, has issued a revised provisional calendar that sets a pathway for the resumption of the Tour for ...

 

規模の大きな大会を中心に組まれたスケジュールで、見ての通りかなり過密スケジュール。曜日を記入してみるともっとよくわかるというか。太字は男女共催の大会。

ATP500 ワシントンD.C:8月14日(金)~8月21日(金)
ATP1000 シンシナティ(全米と同じNYの会場で実施):8月22日(土)~8月28日(木)
全米オープン:8月31日(日)~9月13日(日)
ATP250 キッツビュール:9月8日(火)~9月13日(日)
ATP1000 マドリード:9月13日(日)~9月20日(日)
ATP1000 ローマ:9月20日(日)~9月27日(日)
全仏オープン:9月27日(日)~10月11日(日)

シンシナティはいつもの会場ではなく、NYの全米オープンの会場フラッシング・メドウで実施。そのため、全米の予選は今年は行われない

いくら同じNYとはいえど、GSはシード選手も1回戦から出場のため、シンシナティ(じゃないけど)で優勝した2日後くらいにGSの1回戦があるというスケジュール。

全米オープン決勝と同じ日にマドリードの大会が開始。移動もあるので、これはかなり厳しいスケジュール。間髪入れずにマドリーの決勝の20日(日)は、ローマの初日。ローマの決勝は全仏の初日、と途切れることなく大会が行われることに。

通常ならトップ選手はマスターズ大会には出場義務があるけれど、今回はどうなることやら。

全米に優勝したら、マドリーはスキップしたいけど、ローマに出たら、全仏が厳しい。トップ選手は、メインの大会を決めつつ、いくつかのパターンを考えておく必要がありそうです。ジョコビッチやナダルはどうスケジュールを組むんでしょうね。

そもそも大陸間移動を伴うため、検疫など検査も大変そう。そもそも「(感染者数が桁違いに多い)NYに行きたくない」と思う選手がいてもおかしくないですよね。

ATPも今回の発表は変更の可能性がある、としています。また、チャレンジャー大会も8月17日週から再開される予定です。

なお、全仏オープンはシングルスの予選を実施(ローマの大会実施期間)する予定です。

全仏以降は、一応上海のマスターズとヨーロッパのインドア大会、パリマスターズとロンドンの最終戦を実施する……という目論見です。

ちなみに楽天オープンは中止を決定、ロジャー・フェデラーは、2020年のシーズン終了をアナウンスしています。

楽天ジャパンオープン2020は開催中止に
財団法人日本テニス協会(JTA)は、2020年の楽天ジャパンオープンテニスの開催中止をアナウンスしました(JTAのニュースリリースPDF)。「世界各国から選手が来日するという大会の性質上、出場選手やその関係者、メディア、来場者、協賛会...

 

コメント