新型コロナウイルスの世界的な流行を受け、ATPはATPツアーおよびチャレンジャーの大会の6週間にわたる中止を決定しました。なお、これによるATPランキングポイントの扱いについては、現時点でまだ詳細は発表されていません。
この発表により、4月20日の週まで(4月26日まで)の大会が中止となります。具体的には、すでに中止の決定をアナウウンスしていたインディアンウエルズ大会以降、ツアーでは、マイアミ、ヒューストン、マラケシュ、モンテカルロ、バルセロナ、ブダペストがキャンセルになりました。
4月27日から再開されると決まったわけではなく、コロナウイルスの流行が収束しない限り、中止の延期もあり得ます。実際、27日から開催のエストリルの大会は、現時点では中止になっていないが、実施については不透明であることをアナウンスしています。
バルセロナ大会のトーナメントディレクターに就任したフェレールは、残念ながらデビューを飾ることができませんでした。
(フェレールの会話の抄訳はAyuさんのツイッターを参照)
基本的に試合がない期間、選手は収入がないわけで、春休み~といえる選手は余裕があるということですね。「テニスコーチするよ」などという売り込みをSNSで発信している選手もいるようです。
まぁテニスに限らず全世界的にほとんどのイベントが中止、というかイベント中止どころか国境封鎖ですからね。現在の状況を考えると、5月の大会も影響を受けそうな気配が濃厚な気がします。5月は2つのマスターズと全仏オープンが控えているので気になるところです。そして(そもそも開催されるかどうか微妙になってはきましたが)全仏終了までの獲得ポイントが東京オリンピック出場への目安となるのも気になるところです。
試合がなくてポイントが増えないのに、持っているポイントが凍結されずに減っていくとしたら、ピンチですよね。下記のテニスデイリーの記事によると、もしポイントが凍結されない場合、モンテカルロ優勝のポイントを失うフォニーニはトップ20から陥落。イズナー、チョリッチ、ラヨビッチも40位以下になり、ティアフォーは100位以下になるそう。さすがにそれはヒドイ。「増えもしないから減りもしない」が妥当な気がします。
テニスの放送を予定していたテレビ局も大幅に予定が狂いますよね。いつもマスターズを長時間ダラダラ放送してくれるGAORAが、持て余した?放送時間に解説&実況によるトーク番組を実施。しかも生放送。
なんか書けば書くほど気が滅入りますね。観戦旅行の予定が狂った方も多いのではないでしょうか。中止のアナウンスがないGW前後の大会もヨーロッパでの開催だけに(しかもイタリア、スペイン、という感染拡大中の国)微妙ですよね。
個人的にはインディアンウエルズ大会前に更新したばかりのTENNIS TVが2カ月ムダになったことが、(継続~できてるので一緒でしょという気がしますが)なんだか納得がいきませんw
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