男性向けファッション誌のGQが選ぶ「Most Stylish Man Of The Decade(2010年代で最もスタイリッシュな男性)」に、ハリウッドスターを押しのけ、ロジャー・フェデラーが選ばれました。ちなみにGQ編集部が選んだのではなく、Instagramを使った一般投票での結果です。
その熱い戦いをかいつまんでご説明。ノミネートされたのは、各界のいずれアヤメかカキツバタなイケてる男性16人。下がドロー表になります。
その熱い戦い?に一部始終はGQの記事にてご確認いただくとして、フェデラーの対戦相手だけざっくりみていきましょう。見出しにして紹介するほどのものか?とは自分でも思います。ハイ。
初戦:エイサップ・ロッキー
ラッパーのエイサップ・ロッキーが初戦の相手。私(のようなBBA)には、今年、ツアー先のスウェーデンで、からんできた男性に暴行した罪で執行猶予つきの有罪判決を受けたというニュースしか思い浮かばない程度の知識です。熱狂的な支持があると思われますが、フェデラーのわかりやすいダンディさ(ほめてますよ、もちろん)のほうが一般ウケしそうですよね。
QF:ジョナ・ヒル
非モテ系からの華麗なる転身。「マネー・ボール」でブラピの、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」でレオの相棒役だった小太りの男かジョナ・ヒルですよ。彼がいかにしてこのポジションをゲットしたかは、下記のGQ JAPANの記事を参考にしていただくとして、「自分を知ってるオシャレ」がポイントですが、GQもいってるように「フェデラーのテーラードスーツ、ロレックスの時計、完璧な髪型」の敵ではなかったもよう。

SF:ハリー・スタイルズ
次の相手は、ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズ。ソロデビューで、ティーンアイドルから一皮むけた感はありますが、まぁ、年季が違ったかなぁ。
F:ティモシー・シャラメ
そして、ファイナルの対戦相手は、美しすぎるBL映画「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ。まあ彼が頭角を現したのはここ2年ほどのこと。10年前は13歳ですからね。「この10年、スタイリッシュだった男性」というには若すぎたでしょうか。

まぁファン投票なので、世界中の幅広い層に人気のあるセレブが優位ですよね。
しかしフェデラーは、ユニクロの契約選手で、ユニクロの服を着ているシーンも多く見かけるんですが、その状況で「この10年で最もスタイリッシュな男」に選ばれてしまうわけですから、すごいですよね。ユニクロは海外では日本とは少々違った評価ではありますが、所謂ファストファッション。それを「この10年で最もスタイリッシュな男」が着るわけですから、ユニクロはフェデラーとの契約は「安い買い物」だったかもしれませんね。
ATPのこの写真はユニクロのウェア。でもスタイリッシュですな。
この10年は確かにフェデラーはかっこよかった。しかし、2010年より前、肩までの髪を結んでいたころは、そこまでオシャレには見えなかった。蟹江敬三だった。若いころは、一度は通る道「金髪」にしていたこともあった。
誰でも最初からカッコイイわけではなく、地位が人を作るものなのね、と改めて思うわけです。
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