「全仏はある朝突然に」
映画のタイトルをもじりたくなるような、全仏オープンの突然の延期発表でした。延期の日程は、2020年の9月20日~10月4日まで。当然ATPやWTAの他の大会と重なっていますし、全米オープン終了から1週間後でもあります。
Roland-Garros 2020: from 20th Sep to 4th Oct - Roland-Garros - The official site
The current confinement measures have made it impossible for us to continue with the dates originally planned.
ATPやWTAはもちろん選手のカウンシルなどにも一切確認を取らずに、大会とフランステニス連盟(FFT)で決めた延期の発表でした。当然その日程には、ATP/WTAの他の大会やエキシビですがレーバーカップなどが組まれているわけで(ちょうどアジアンシーズンの開始時期でもある),もろにかぶってます。
すぐさま全米オープンは「勝手に決めるなや!」といったアナウンスをSNSで発信。
選手も困惑。ポスピシルは「このような時期に独断で混乱を招くべきではない」と非難。大坂さんは「excusez moi???」(え、ちょっと??、みたいな感じでしょうかね)。フランスのロジェ=バセランは、「決定を非難できないくらいRGを愛しているけれど、大会への反感が強くなるごとを危惧している」と。複雑な心境のよう。
これ以上遅い時期になると、ヨーロッパではインドアシーズンになるので、屋外でできるギリギリのラインですかね。
全米から1週間後、ハードコートシーズンのど真ん中に突然クレー大会で、ポイントとかどうする的なことも何も考えずに、独断決行はなんともおフランスらしい気もします。これくらいの記事ならできるんじゃないのかな、と思うのはみんな同じで、中止となった大会もできることなら中止にではなく延期にしたいけど。スケジュールの兼ね合いで難しいわけで、そのあたり考慮に入れず、発表しちゃった全仏は、果たして言ったもん勝ちになるのか、大バッシングを受けるのか。
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