やっぱりね、とは思いました。
2021年の楽天ジャパンオープンの中止のアナウンスがありました。
同時にATPがツアーカレンダーのアップデートをアナウンス。
ジャパンオープン中止の理由は「一定期間の待機を求める現在の日本の入国制度の下では、ATPツアーの開催承認は難しく、選手や関係者の多くが海外から来日する大会の性質上、中止せざるを得ないとの結論に至りました」とコロナが収まらない中での開催は難しいとの結論に。
まぁ、それはまったくもってそうなんですけど、7月に同じ会場でもっと大規模の大会やるので、やや説得力に欠けますかね。まぁ国を挙げてのイベントとはお金のかけ方も違うとは思いますが。
そもそもインディアンウェルズが10月に開催、というニュースを5月に見たときにこれはアジアンツアーは厳しいな、というのがある程度予想されました。10月に開催するなら、アジアの大会と同じ週に実施する可能性が高く、9月12日までUS OPENがあって、9月24日~26日にレーバーカップ。移動を考えるとわざわざアジアに来る選手がそんなにいるとは思えないですからね。そして10月に開催、と発表してからなかなかインディアンウェルズの日程が決まらなかったのは、(アジアの大会との)調整に手間取っているのかな、と思ってました。
結局10月4日から実施予定だった北京と東京は中止で、上海マスターズが日程を10月3日~10日に前倒しで開催の予定(まだ決定ではないもよう)、インディアンウェルズは10日から17日まで開催となりました。
日程 | 大会名 | 開催地 |
2021.09.24 – 09.26 | Laver Cup | Boston, MA, U.S.A |
2021.09.27 – 10.03 | Chengdu Open | Chengdu, China |
2021.09.27 – 10.03 | Sofia Open | Sofia, Bulgaria |
2021.09.27 – 10.03 | Zhuhai Championship | Zhuhai, China |
2021.10.03 – 10.10 | Rolex Shanghai Masters(TBD) | Shanghai, China |
2021.10.04 – 10.10 | China Open (Cancelled) | Beijing, China |
2021.10.04 – 10.10 | Rakuten Japan Open Tennis Championships (Cancelled) | Tokyo, Japan |
2021.10.10 – 10.17 | BNP Paribas Open | Indian Wells, CA, U.S.A |
これ、上海はけっこう厳しいですよね。エキシビとはいえレーバーカップにトップ選手はけっこう出場します。もし一定期間の隔離措置を必要とするなら実現不可能に思えます。9月最終週の成都、珠海の大会を中止してさらに前倒し、とかもありそうですが、そうするとレーバーカップに出た選手は100%来ないですよね。かといって、現行スケジュールの上海終わってタイムラグなくインディアンウェルズも現実的ではないような、
それにしても、もともと「アジアは遠い」と選手に敬遠されがちだった大会が、今後さらにしょぼくなってしまわないか心配です。
追記:
下記の記事を読んでなるほどと思うところもあるのですが、

同じ時期に行われる予定だった北京も中止になってるんですよね。中国は9月末の成都、珠海は今のところ中止のアナウンスはなく、インディアンウエルズに押し出される形で上海を前倒しにしても実施したい様子。コロナが原因なら北京だけ中止ということはあり得ないように思うので、やっぱりジャパンオープン中止の理由はコロナもあるけどスケジュールからも無理、というところかな、と。
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