予選も始まり、旅行に行かれる方はもうすでにチケット購入されいると思いますので、購入方法は割愛して、とっても今更ではありますが、2019年の全米オープンチケットについて、自分用の覚書も含め書いておきます。
全米オープン(のチケット)は、とっても観客思いです。なぜなら、センターコートであるアーサー・アッシュ・スタジアムのチケットを持っていれば、すべてのコートで観戦することができるからです。全豪オープンだとこうはいかない。
また、グラウンド・アドミッションチケットでもアーサー・アッシュ以外のすべてのコートで観戦ができるんです。全豪オープンだとこうはいかない(しつこい)。
チケットの種類は大きく分けで4種類(通し券などのパッケージを含みません)
Arthur Ashe Stadium(アーサー・アッシュ・スタジアム)
いわゆるセンターコートです。全席指定。ナイトセッション、デイセッションで別チケットが必要。ルイ・アームストロング・スタジアム、グランド・スタンド、その他のフィールドコート(つまりすべてのコート)へ入ることができます。なお、ナイトセッションチケットでも、試合が行われていれば、他のコートに入れますが、ナイトセッションのチケットだけで、朝から入場できるわけではありません。
Louis Armstrong Stadium (ルイ・アームストロング・スタジアム)
一部指定。ルイ・アームストロング・スタジアムの指定席を購入すると、グランド・スタンド、その他のフィールドコートへ入ることができます(アーサー・アッシュ・スタジアム以外のコート)。Day9まで発売されます。
Grandstand (グランド・スタンド)
一部指定。グランド・スタンドの指定席を購入すると、ルイ・アームストロング・スタジアム、その他のフィールドコートへ入ることができます(アーサー・アッシュ・スタジアム以外のコート)。Day8まで発売されます。
Grounds Admission (グラウンド・アドミッション)
アーサー・アッシュ・スタジアム以外のすべてのコートに入ることができます。ちなみに、9/7~9/9の3日間は12歳以下は無料です。
各コートへのアクセスを表にまとめると、下の表になります。◎…指定席、〇…自由席、×…入場不可
チケット | Arthur Ashe | Louis Armstrong | Grandstand | Grounds Admission |
Arthur Ashe | ◎ | × | × | × |
Louis Armstrong | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
Grandstand | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 |
上記以外のコート | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
- アーサーアッシュのチケットを買えば、すべてのコートに入ることができる
- アーサーアッシュ以外はグラウンドドミッションチケットでも入れる(ルイアームストロングやグランドスタンドも入れる)
- つまり、アーサーアッシュに入るには、アーサーアッシュのチケットが必要だが、それ以外のスタジアム、コートはどのチケットを持っていても入れる
- アーサーアッシュとルイ・アームストロングは屋根があるので雨の日を心配しなくてもよい。
じゃあ。アーサーアッシュのチケット買っておけば無問題なのね、といえばそうなのですが、基本的にアーサー・アッシュは男子はビッグ4中心。女子は米国選手中心。そして高い。
2018年のオーダーを見てみましょう(ヒマそうですよねw。毎年これメモしてあるんですよw)。()内数字はシード、★★★より下はナイトセッションです。ちなみに2018年はウィンブルドンまで絶不調だったジョコビッチは第6シード、マレーはノーシードでした。
AA | LA | GS | |
Day1 |
バブリンカ×ディミトロフ(8) |
マレー×ダックワース スティーブンス ★★★ アザレンカ×クズモバ デルポ(3)×ヤング |
プリスコバ(8)×ディアズ シャポバロフ(28)×オジェ・アリアシム ティーム(9)×バシッチ |
Day2 | ウォズニアッキ(2)×ストーサー ジョコ(6)×フチョビッチ ★★★ フェデラー(2)×西岡 キーズ(14)×パルメンティエ |
オスタペンコ(10)×ペトコビッチ ケルバー(4)×ガスパチャン ズベレフ(4)×ポランスキー ★★★ キリオス(30)×アルボット シャラポワ(22)×シュニーダー |
大坂(20)×シェグムンド チリッチ(7)×コピル ガルシア(6)×コンタ ティアフォー×マナリノ(9) |
Day3 | スティーブンス(3)×カリニナ ベルダスコ(31)×マレー ★★★ セリーナ(17)×ウィットホフ ナダル(1)×ポスピシル |
スビトリナ(7)×マリア ヴィーナス(16)×ジョルジ デルポ(3)×クドラ ★★★ ムグルサ(12)×ムコバ ソック(18)×バシラシビリ |
バブリンカ×ウンベール ゲルゲス(9)×マカロワ イズナー(11)×ジャリ ケニン(米国)×サッカリー(22) |
Day4 | ケルバー(4)×ラーソン フェデラー(2)×ペイル -★★★ ジョコ(6)×サングレン シャラポワ(18)×シルステア |
クビトバス(5)×ワン ズベレフ(4)×マウ キーズ(14)×ペラ(米国) ★★★ 錦織(21)×モンフィス ウォズニアッキ(2)×ツレンコ |
カサキナ(11)×サスノビッチ ガルシア(6)×プイグ プイユ(17)×バグダティス チリッチ(7)×フルカッチュ |
Day1で第5シードだったアンダーソンは、相手が米国のハリソンでも、コート17(4番目に大きなコート)でした。相手が米国選手でなかったら、もっと小さいコートだったかもしれません。
1,2回戦は、スタジアム以外のコートでも興味深い試合が多いので、アーサーアッシュに行かないまま、ということもあるんですよね。
フェデラーの全米1回戦は、基本ここ数年ずっとナイトセッションなので、Day1とDay2のナイトセッションを購入すれば、かなり高確率(というかほぼ間違いなく)フェデラーの試合を観戦できますね。
なので、自分の見たい選手については、アタリを付けておくことをお勧めします。昨年優勝の大坂なおみ選手は、序盤からアーサーアッシュの可能性も高いですね。ナイトもあるかも。男子はランキング1~3位がジョコ、フェデラー、ナダルなので、基本的にこの3人は確実にAAに入ると思ったほうが。
チケットはインターネットで購入していくか、現地で購入するかになります。
インターネットで公式の取り扱いを行っているのは、ticketmaster。もう何年も前からここが取り扱っています。購入したチケットを売ることもできます。
公式サイトの「ticket」トップページには、「Individual Tickets(セッションごとのチケット)」、「2019 Ticket Plans(組み合わせたパッケージのチケット)」「Luxury Suites & Hospitality(VIPルームが利用可能なチケット)」の案内があります。
パッケージには、ルイ・アームストロングの指定席通し券(9/3まで)、ルイ・アームストロングの指定席デイセッション通し券(9/3まで)、アーサーアッシュの1週目通し券、アーサーアッシュの前半1週間通し券や3日間通し券(1週目の月~水、水~金)。アーサーアッシュの週末ナイトセッション通し券(8/30~9/2)、アーサーアッシュの大会通し券(フルセッション)などがります。
検討するのはアーサーアッシュの1週間通し券、3日間通し券くらいかなと思いますが、難点は、全部同じ席だということですね。もちろん迷わないという利点もありますが、いろんな場所から見たいなぁと思う方には、少し残念かも。
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